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今夜の番組チェック

版画は紙の上に摺られ、額縁に納まるのが当たり前のように思われている。
しかしながら、額に入れられた版画は、カゴの中の鳥のように、実は嬉しいと思ってはいない。
ガラスは、知らずとして、版画と直接会話しようとしている人々の邪魔をしているのであった。

いつも版画はガラスのうしろにいる。
今日は、ちょっと、版画はガラスの前に立つ。

1つの銅版画作品で使用した2版のイメージを、黒のインクで別々の紙に摺り、
それに加えタイトルとサインと限定数を記入した1版を、用意した。

シルクスクリーンの技法によって、これら3版をガラス用インクでガラスの上に摺る。
そして、そのガラスを型に沈め、オーブンにいれる。
ガラスによる作品制作の経験が無かったので、ガラスアーチストMariaDonkerにこのプロセスを頼んだ。

ガラス自身とても繊細で魅力ある素材である。
そのガラスの上に乗った版画は、いつもと違う嬉しい表情を見せる。
カゴから飛び出した鳥のように。

はじめての試みに、わたしも嬉しい気分である。